予言 prophecy 2004 10 16

 10月4日に書いた記事が、不幸にも当たってしまった。
しかし、この記事は、予言というより、過去の経験則から書いたものです。
 もちろん、予言的な要素もあるかもしれません。
しかし、こうした予言というものは、
「豊富な知識」と「豊富な経験」があってこそ、当たるのです。
 予言者というと、ノストラダムスを連想するでしょうが、
調べてみると、ノストラダムスという人は、大変な勉強家で、努力家だったそうです。
 要するに、何が言いたいのかというと、勉強が大切ということです。
勉強しない人は、月のない夜道を、懐中電灯なしで歩くようなものです。
 「Stock market conditions」の「チャート解説」には、
「窓の力学 2004 8 24」という記事があります。

日経平均株価 Nikkei Stock Average 2004 10 4

 日経平均株価が上昇して、うれしいけれど、
チャートでは、大きく「窓」を開けてしまいました。
窓が開く時とは、全員が同一行動をした時です。
 「窓」には、法則があります。
開けた「窓」は、必ず埋められるか、
あるいは、「窓」が支持ゾーンとなるか。
 こうした問題が発生しないように、
前日の終値付近から始まってほしかった。
 どうして、こうも極端なのか。
数日前までは、優良銘柄までも、理由もなく、ひたすら下げ続けていました。
今度は、団体行動のような、窓を開けての急上昇です。
 どうも、みんなの気持ちの中には、
「赤信号、みんなで渡れば大丈夫」という理屈があるのでしょう。
しかし、これでは、危険です。
相場が一方通行になってしまいます。
 「赤信号、みんなで渡れば大丈夫」は、乗用車ならば問題ないでしょうが、
相手がダンプカーならば、全員死亡です。
 最近の相場は、
「お前は、そう言うが、俺は、こう判断した」というものがなくて、
誰かが走り出すと、みんな、その後についていってしまう相場です。
 最近の海外旅行は、個人旅行が多いと聞きますが、
株式市場では、相変わらず、団体旅行です。




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